『学校って何のため？』at 滋賀県東近江市　2023年6月4日（日）開催（終了しました）

本イベントは終了しました。
今回は9名の方にご参加いただきました。

対話では下記のようなことを話合いました。

学校に対する本当のニーズは「脳を活性化させること」で「幸せ」「自由」になること。
一方で「自分で考えることができ、主体性をもって物事に取り組むことができる子供たち」は今の学校にはなじめない場合もある。
なぜなら今の学校は「軍隊的」な側面も残っており、教育熱心な先生であればあるほど「いかに先生の言う事にいかに従わせるか」という方向に向かってしまう場合もあるのでは？
そういったことは分かっていても「学校を変えることはできない」。なぜなら今の学校の方向性を決めているのは、新しい考え方を取り入れる気がない人々だから。
誰も「何の為にこれをするのか？」という本質的なことを考えることができていないのでは？
不登校の子供がいる親は、どうしても「学校から逃げている」という様な考えから、「親としての苦しみ」がある。（その苦しみはどこから？？）
では我々が「これからできることはなに？？？」というところでタイムアップでした。

スノックではスウェーデンの「スタディサークル」を参考に、多様な参加者同士が互いに学び合うピアラーニングの場創りを目指しています。

スタディ―サークルでは参加者同士がゆるやかにつながりあい、学びを媒介としたのコミュニティが熟成されます。

スノックの「スタディーサークル」は、「学ぶ」ことそれ自体が「生きる喜び」であるというスウェーデンでの生涯学習の考え方をベースにしています。

「スタディーサークル」では先生はおらず、参加者が「対等な立場」で「積極的」に学びの場に関与することで、相乗効果を生みながら学び合います。

今回は「学校は何のためにあるのか？」ということについて、考えていきたいと思っています。

スタディ―サークルには多種多様な人が集まっていますが、とても頻繁に話題にあがるのが「教育」についてのテーマです。

参加者の方それぞれが、固有の教育に関する体験を持っていて、それぞれが大きな課題を感じている様に思います。

日本の教育システムは約150年もの間、変化していないと言われています。

クラスにたくさんの生徒が集まって、ひたすら先生の話を聞く。

まだまだ日本ではこういった講義スタイルが多いのではないでしょうか。

熾烈な偏差値競争を見ていると、日本では「学ぶ」ということが、お金や地位を得る為の手段となってしまっている様にも思えます。

前回のスタディ―サークルでは、私たちは「多様性」について学びました。

大切なことは、世の中には「色んな人がいてる方がいい」と心の底から思えるかどうかだと思います。

日本の教育はどちらかというと画一的であると言われていて、そこでは「多様性」という視点は重視されているのでしょうか。

また、「学校が何のためにあるのか」ということを考えるということは、私たちが生きていく上で「どのようなことを大切と思っているのか」、「どのような社会を作っていきたいのか」ということを考えることでもあると思います。

今回は、新しい読書法として注目されている「アクティブ・ブック・ダイアローグ」という手法で「教育」に関する書籍や文章をテーマにしながら、対話を深めていきます。

主に「冒険の書　AI時代のアンラーニング」（孫　泰蔵氏）を使用しながら進めたいと思っています。

「アクティブ・ブック・ダイアローグ」では、あらかじめ本を購入したり、読んでくる必要はありません。

「分担して読む」→「まとめる」→「発表・共有する」→「気づきを深める対話をする」というプロセスを通し学びを深めていきます。

参加者は様々な年代の方のバックグランドが異なっている方が集まっていますので、お気軽にご参加ください。

参加者全員がアクティブに参加することで、テーマへの理解が深まり、濃い対話生まれます。

【スタディサークルの流れ】
14:00　　参加者自己紹介/アイスブレイク
14:30　【サマライズ】分担して読む・まとめる
15:00　　フィーカ（休憩）
15:20　【リレープレゼン】発表
15:40　【ギャラリーウォーク】それぞれでの振り返り＆共有化する
15:50　【ダイアローグ】気づきを深める対話をする
16:30　　スタディサークルプランニング（次回のテーマを話し合います）
17:00　　終了