新聞を読んでいて、下記の談話が心に留まりましたので、紹介しておきます。
この記事は平成元年入社で現在女性執行役員である鳥海智絵氏(野村証券専務執行役員)と華房実保氏(三菱ケミカル執行役員)のお二人の談話です。
その中で、華房氏が言っておられる次の様な言葉は、とても共感でき、勇気をもううことができました。
私は会社のために働いているわけではなく、会社を通じて社会に貢献したい。会社とか部署にとらわれがちだが組織は手段。必ずしも同じ会社にずっといる必要もないし、社会の中で自分がどういきたいのかが重要。役職があるからできることもたくさんある。
日本経済新聞 2019年4月29日 women&work 三菱ケミカル執行役員 華房氏 談より抜粋
仕事をしている中で、自分はこんなに頑張っているのに会社や上司は評価してくれないなどと考えてしまうことがあると思います。
でも、本当は自分は組織を通じて社会に貢献したいから働いているんだということを思い出すことで、他のメンバーの評価は必ずしも必要ではなくなると思います。
日本の強みだった「終身雇用が幸せを保証する」という就労感は崩れ、様々な働き方が現れてきています。中年男性の自殺の増加、大人と社会の鏡である子供達のひきこもりや不登校、高齢化社会、貧困など単純に解決できない課題は山積みですが、あきらめと無関心が社会を覆っています。
自分の生き方として、「仕事」を再定義し社会に貢献していくということを目標に掲げることができたなら、組織や役職を手段として使いながら、活動していく。
何もないところから社会に貢献するのは難しいと思います。組織を利用して、したいこと・するべきことを探していく。とても幸せなことだと思います。
NPO法人スノック所属。大阪府枚方市在住の40代。
趣味はタッチラグビー・野菜作り・北欧の照明
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